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資産形成は、一生涯の安定した生活と将来の自由を確保するための重要なプロセスです。
だからこそ、ここでは資産形成初心者のための5つのステップを詳しく解説していきます!
まだ始めていない人も、すでに始めている人も、これらのステップを通じて基本の「き」を身に着けることができるのではないでしょうか。
ステップ1: 財務目標の設定
資産形成の第一歩は、なんといっても明確な目標の設定です。
いつまでにいくら貯蓄するか、とかです。
なぜなら、目標がなければ、適切なプランを立てたり、進行状況を測定したりすることが難しくなるからです。
また、明確な目標があることでモチベーションが上がりますよね。
長期的な目標の重要性
初めに、何を達成したいのか明確にします。
これは、「5年後には1000万円の貯蓄を持つこと」や「65歳で退職したときには年間500万円の非労働収入を確保すること」など、具体的な目標です。
長期的な目標を設定することで、その達成のために必要な行動を計画し、短期的な誘惑から目をそらすことなく、自分の目標に向かって進むことができるのではいでしょうか。
目標を設定する際には、自分のライフスタイル、価値観、夢を考慮に入れることが重要です。
たとえば読者が旅行が大好きなら、退職後に世界一周の旅行をすることを目標にすることができます。
私の場合はお金のために仕事をしたくないから、お金のことは気にならないぐらいは資産を形成しよう、みたいな感じです。
それを達成するためにはどれくらいの金額が必要なのかを計算し、それを貯蓄または投資の目標として設定します。
SMARTな目標設定法
次に、目標をSMARTにします。SMARTは、特定の(Specific)、測定可能な(Measurable)、達成可能な(Achievable)、関連性のある(Relevant)、時間制限のある(Time-bound)目標のことを指します。
特定の目標は、あいまいさを排除し、具体的な行動を促すことが出来ます。
測定可能な目標は、進行状況を追跡し、必要な場合にはプランを調整することを可能にします。
達成可能な目標は、実現可能であり、同時に挑戦的でなければやる気が起こりません。
時間制限のある目標は、みなさんに期限を設け、行動を促します。
例えば、「5年後に1000万円の貯蓄を目指す」という目標は、特定の(5年後)、測定可能な(500万円)、達成可能な(現在の収入と支出に基づいて)、関連性のある(自分の価値観とライフスタイルに基づいて)、時間制限のある(5年後)目標となります。
以上が、目標を設定するステップです。
読者が何を達成したいのかを明確にし、その目標をSMARTに設定することで、資産形成に一歩近づくことができるのではないでしょうか。
このプロセスは、自分自身を深く理解し、自分の人生を自分自身でコントロールする機会を提供します。
自分の人生を設計し始めたら、それが読者の望む生活を創り出すための強力なツールとなるはずです。
ステップ2: 現状の財務状況の理解
収入と支出のバランス
資産形成における重要なステップの一つは、収入と支出のバランスをちゃんと理解し、管理することです。
資産形成の基本は収入ー支出です。
これは、個人の財務状況を明確にし、資産形成の計画を作成するための基盤を築く役割を果たします。
収入の理解と最大化
収入を理解することは、自分がどれだけの資金を投資や貯蓄に回すことができるかを把握するために必要です。
まず、定期的な収入源(例えば、給料、年金、賃料など)をリストアップし、それらが合計でどれだけになるか計算します。
収入を最大化するための戦略も検討することが重要です。
それは、職場での昇給や昇進、副業やフリーランスの仕事、投資を通じたパッシブインカムの増加など、さまざまな形を取ることができます。
まずはベースとなる収入を増やすことから考えましょう。
収入が一つの場所からしか入ってきていない場合は、収入が入ってくるための場所を増やすことから考えると良いのではないでしょうか。
収入先が増えると増えた収入分に関しては投資に回しても良い、といったような心の余裕が出来るはずです。
支出の管理と削減
次に、支出を把握し、必要に応じて削減することが重要です。支出は固定費(家賃やローンの返済など)と変動費(食費、娯楽費など)に分けて管理します。
今は決済機能のついた予算管理アプリとかもあって便利です。
支出を把握するためには、詳細な予算を作成し、収入と支出を追跡することが有効です。
それにより、どこにお金が行っているのか、どの部分を削減することができるのかを明確にすることができます。
例えば、カフェでのコーヒー代や外食費、不必要なサブスクリプションサービスなど、日常の小さな支出が積み重なって大きな額になっています。
これらの支出を見直し、自宅でコーヒーを飲む、自炊する、必要なサービスだけを選ぶなどの方法で節約することができます。
いくら削るか目標を立てるとやる気が起こりやすいでしょうし、実際に節約している額を管理していくと楽しくなります。
予算の作成と遵守
収入と支出のバランスをとるための鍵は、現実的な予算を作成し、それに従うことです。
予算を作成することで、自分の収入に対して支出がどれだけあるのか、どの部分を削減できるのかを明確にすることができます。
家計簿をつけて管理していくだけで使うお金は減っていくはずです。
予算は個々のニーズと目標に合わせてカスタマイズしてください。
例えば、旅行が好きな人は旅行費用のために一部の予算を割り当てるたり、高齢の親を支援している方は、そのための予算を設ける必要があるでしょう。
予算を作成した後はそれに従うことが重要です。
予算は、自分の収入を最大限に活用し、無駄遣いを抑制するツールです。
もちろん、予期せぬ出費やライフスタイルの変化に対応するために、時には予算を見直す必要があります。
これらのステップを通じて、収入と支出のバランスを取り、自分の資産を効果的に管理することができます。
それは、読者が資産形成を進め、自分の財務目標を達成するための強固な基盤を築いてくれるはずです。
負債の管理
資産形成においては、収入と支出だけでなく、負債の管理も極めて重要です。
家を購入する人も多いと思いますが住宅ローンも負債です。
負債があると、返済のための金額が貯蓄や投資から引き出され、資産形成を遅らせる可能性があります。
したがって、適切な負債管理戦略を持つことが重要だと思います。
負債の理解
まずは現状の負債を理解することから始めましょう。
自分がどれだけの借金を抱えており、その利息率や返済スケジュールが何であるかを把握する必要があります。
1年でどれぐらいの利息を払っているのかも把握しておきましょう。
ローンを組む前であれば1年にどれぐらいの利息を払うことになるのかを事前に計算して意思決定した方が良いです。
これらの情報は借金の全体像を明確にし、どの借金を優先的に返済すべきかを判断するのに役立ちます。
返済と貯蓄・投資のバランス
借金返済と貯蓄・投資のバランスをとることがめっちゃ重要です。
全てのお金を返済に回してしまうと、緊急時の資金や退職資金の準備ができない可能性があります。
一部の借金(例えば、低利の住宅ローン)は、その返済よりも投資のリターンの方が高い場合があります。
返済額を仮に投資に回したらどれぐらいの費用になるかを考えてからローンを組むのが良いと思います。
今ならアメリカ国債とか割と堅いもので運用してても3%ぐらいにはなります。
なので借金返済と貯蓄・投資の間で適切なバランスをとることが重要です。
私は利息が勿体ないので家も購入していないで基本給料の7割ぐらいを毎月投資に回してます。
負債の管理は、資産形成の過程で欠かすことのできない要素です。
負債を適切に管理することで資産形成のスピードが変わり、目標に向けて前進することが出来るようになると思います。
ステップ3: 貯蓄計画の作成
資産形成の重要な一部として、貯蓄計画を作成することが必要です。
自分は計算が得意な方なので頭の中でざっくりやっていますが、エクセルとかでちゃんと試算もしたりします。
貯蓄計画をすることは、目標を達成するための道筋を示し、将来に備える手段を提供してくれるでしょう。
緊急貯蓄の確保
最初のステップは、緊急貯蓄を設けることです。
これは、突発的な事象や予期せぬ出費に対する安全ネットみたいなものです。
一般的に、緊急貯蓄は生活費の3〜6か月分を目安と言われていますが、個々のライフスタイルやリスク許容度により異なる場合があります。
私の場合は、先ほど給与の7割ぐらいを投資に回しているという話をしましたが、それでも資産の4割ぐらいは貯蓄として持っています。
自動貯蓄の利用
貯蓄計画を成功させるための有効な方法の一つとして自動貯蓄を利用することが挙げらると思います。
これは、収入が得られるたびに自動的に特定の額を貯蓄口座に移すもので、”Pay Yourself First”(最初に自分自身に投資する)の理念に基づいています。
これにより、支出が収入を超えることを防ぎ、貯蓄を継続的に積み上げることが可能となります。
定期預金とか20代から10何年ぐらいずっとやってましたが気付いた時には700万ぐらいにはなってました。
※利息がほとんどつかないので今は解約して投資に回しました。
確定拠出年金とかはこれに当てはまると思いますが、確定拠出は税金対策にもなるので日本にいる限りはやった方が良いかなと思っています。
自分もやってますが、自分の場合は将来海外に行く可能性もあったりするかなと思い始めているので、その場合はどうなんだろうなとか最近思っています。
貯蓄の見直しと調整
定期的に貯蓄計画を見直し、必要に応じて調整することが重要です。
ライフイベント(例えば、結婚、出産、新たな仕事等)や財務状況の変化により、貯蓄目標や貯蓄可能額が変わることがあります。
それに対応するために、定期的な見直しと調整が必要となります。
私は結婚してからは余りお金を使うことがなくなったので資産形成のスピードがあがりました。
コロナも相まってほとんど飲みに行くことがなくなりました、私の場合は交際費がめっちゃ多かったんだなと感じます。
あと食費もですね、一人暮らしの時は外食しかしてなかったですが、結婚してから自炊がメインになり食費がめっちゃ減りました。
※野菜の価格とかを覚えるて「これ安い、これ高い」が出来るようになりました。
といった感じで基本節約から始まる感じだと思いますが、適した貯蓄計画は自分の資産を成長させ、目標を達成するための基盤です。
それは資産形成の道のりを確実なものにし、長期的な安定を提供してくれるはずです。
ステップ4: 投資初心者が知るべき基本的な知識
投資は資産形成の重要な部分を占めます。
大体の資産形成は時間的な制約を受けますが、投資はそれに当てはまらず、かなり効率良く資産を増やせる方法と言えるでしょう。
ただ当然多少のリスクは伴いますので、基本的な知識と理解はしておいた方が良いです。
ここでは、投資初心者が知るべき基本的な知識について説明します。
投資とは何か
投資とは、現在の収入の一部を使用して将来の収益を生むための資産を取得する行為です。
投資は、株式、債券、不動産、ミューチュアルファンド、ETFなど、様々な形態を取ります。
リスクとリターン
投資には多少のリスクが伴います。
これは、投資した金額が減少する可能性があることを意味します。
基本的には高いリスクのものほど高いリターンをもたらす可能性があると言われています。
これはリスク-リターンのトレードオフと呼ばれます。
自分のリスク許容度に応じて投資を選ぶことが重要ですが、個人的はそんなリスクを取るような投資は資産形成には必要ないんじゃないかなと思っています。
分散投資
すべての投資が同時に悪くなる可能性を減らすためには、資産を複数の投資に分散することが一般的に推奨されます。
これは、”すべての卵を一つの籠に入れない”という原則に基づいています。
自分も株式の個別投資を業界ごとにしていますが、これは資産形成のための直接的な目的というか、どちらかというと現在世界で起きていることの感覚を肌で掴むためにやっているような節もあります。
※今は伝統的な銘柄が安定しておりテクノロジー銘柄が下がり気味であるなど。
ただ、高配当の株は多少持っていても良いかと思いますが、株価が下がったりするのがあまり耐えられないという感じだとあまりお勧めできません。
自分の場合は全体として見ているので、個別なものが大きく下がっていたりしても「今はそういう流れなのか」と思うだけで余り気になりません。
長期投資
投資は、一夜にして富を得るためのものではありません。
一般的には、長期的な視点で投資を考えることが推奨されています。
市場の短期的な揺れを気にするのではなく、長期的な成長を追求することが大切です。
上の話にもつながりますが、基本的に米国投資信託など長期で持っていれば全体としては増えていくようになっていると思います。(世界経済が発展しているので)
ウォーレン・バフェットは投資のことが余りわからない妻に「とりあえずS&P500に投資しておけば大丈夫」と言っているようです。
投資が怖くてまだ始められてないという方は試しに月数千円でも良いから始めて1年ぐらいたった時に何%増えたか見てみると良いんじゃないでしょうか。
あと最初は、別になくなっても良いぐらいの金額から投資するのが心理的には良いのかもしれません。
例えばランチを週に2回お弁当にして浮いた分の費用を投資に回していくとかですね、ランチに元々消えていたはずのお金なので、その投資が短期で上がったり下がったりするのにさほど狼狽えなくなるのではないでしょうか。
自己教育
投資に関わらずですが、投資も自己教育を必要とします。
投資についての知識を深め、市場の動向を理解し、自分の投資戦略を作成することが重要です。
自分が使っててこれからも使い続けたいようなサービスか、みたいなのも投資の軸としては一つあるかもしれません。
書籍などを利用して学習を続けることも大切です。
始めるまではネットリサーチぐらいで十分な気もしますが。
投資は始めるまでが割と億劫だったりしますが、適切な知識と理解があればかなりの高確率で資産を増やすことが出来、財務的な自由を手に入れる強力な道具になります。
むしろ投資なくして資産を形成するというのは今の日本ではかなり難易度が高いのではないでしょうか。
まずは節約して投資費用を捻出することから始めることをお勧めします。
5: 定期的な資産レビューの重要性
資産形成は道のりは一度きりのものではありません。
それはむしろ、定期的な見直しと調整が必要となるプロセスです。
このステップでは、定期的な資産レビューがなぜ重要なのかについて説明します。
進行状況の把握
定期的な資産レビューは、自分が設定した財務目標に対する進行状況を把握するのに役立ちます。
これにより、目標を達成するために必要なステップや調整を判断することができます。
自分は毎週末に資産の動きを確認しておりますが、流れを感覚として掴むのは資産形成において非常に重要なことだと思います。
ただ毎日やる必要はなくて週一日30分ぐらいの確認で十分だと個人的には感じています。
個々の資産のパフォーマンスの評価
資産ポートフォリオを定期的に見直すことで、個々の資産が期待通りにパフォーマンスを発揮しているか評価することができます。
例えば、投資した資産が予想通りに成長しているかなどです。
リスクの再評価
資産レビューはまた、現在のリスク許容度に基づいて投資戦略を再評価する機会を提供します。
人生の変化(例えば、結婚、出産、昇進など)はリスク許容度を変える可能性があります。
これにより、よりリスクの高い投資から、より保守的な投資へとシフトするかもしれません。
投資バランスを変える、という感じに近いのではないでしょうか。
財務目標の更新
定期的な資産レビューは、自分の財務目標を更新する機会を提供してくれるでしょう。
人生の変化や新たな情報があらわれた時、元々設定していた目標を再評価することが必要になることがあります。
当初設定して目標を達成したときもそうでしょう。
教育と学習の継続
資産運用と財務管理は、絶えず変化するフィールドです。
新しい投資手段や法規制の変更、経済状況の変化など、常に新しい情報が出てきます。
それに対応するためには、定期的に教育と学習を続けることが大切だと思います。
定期的な資産レビューは、目標に向かうための進行状況を把握し、適応するための重要な手段です。
それは資産形成の過程を円滑に進め、財務の成功を実現するための鍵となります。
以上、資産形成をこれから始めていかれようとされている読者が最初に知るべき知識に関して5つのステップでまとめてみました。
いかがだったでしょうか?
資産形成は複利によって指数関数的に伸びていくものなので、続ければ続けるほどその恩恵を受けられるものです。
まずは第一歩、小さな額でもいいので節約したお金を投資してみる、ということから始めていくと良いと思います!
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